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2005年06月22日

番外編ぼw 第5話「不幸の予兆」

賢者がここを訪れてから半月程経った
あの場に立ち合わせていたろんぐぼーの友人も恋人スティングも
元気のない彼女を見て心配していたが序々に元気を取り戻していく姿を見て
すっかりその事を忘れかけていた

今日もろんぐぼーは恋人のスティングと一緒に下水を散歩していた
ろんぐぼー「そろそろおうちに戻らなきゃ」
恋人スティング「ああ、もうそんな時間か」
ろんぐぼー「もっと一緒にいたいなあ・・・」
恋人スティング「俺もだよろんぐぼー」
スティングはろんぐぼーの頬に優しくキスして彼女を見送った

スティング「はあ・・・折角のデートを監視されるのは趣味じゃないね」
そういって振り返ると後ろに数十人の騎士が現われた
騎士「お邪魔だったかな?私はシュバルツバルド共和国騎士団長だ
王家の命令により姫を救出に来た」
シュバルツバルド共和国という言葉に賢者のことをふと思い出す
スティング「姫?ろんぐぼーのことか?」
騎士「お前のようなモンスターが姫と口を聞くなど・・・」
スティング「何を言っているんだおまえら・・・ろんぐぼーは俺の・・・」
そういうか言わないかのところで容赦なく騎士の槍がスティングを突き刺す
騎士「姫の家はどこだ、答えろ」
スティング「誰が・・・お前らなんかに・・・」
騎士「そうか、ならいい 処分しろ」
数人の騎士により槍でめった刺しにされるスティング
スティング「ぎゃああああああああああああああ」
悶え苦しむスティングを無視し、騎士達は散り散りになり下水を荒らし始めた
スティング「ろんぐぼー・・・みんな・・・逃げ・・・ろ・・・」
がっくりと体を横たえ、スティングの息は尽きた

恋人の身に降りかかる災いもつゆ知らず、ろんぐぼーは帰路につく
パサっと恋人にもらったリボンがろんぐぼーの頭からとれた
ろんぐぼー「あっ・・・」
ずっとつけていたためかかなりヨレヨレになったリボンがちぎれてしまった
ろんぐぼー「折角もらったやつなのに・・・帰ったら直そっと」

親スティング「あらあら遅かったわね」
ろんぐぼー「えへへ・・・ごめんなさあい」
親スティング「あまり心配はしてないけれど、遅くならないようにね」
ろんぐぼー「はあい!」
親子2人で夕飯を食べていたそのときだった
ろんぐぼーの友人のスティングが傷ついた体で家に駆け込んで来た

「逃げろ・・・逃げるんだ・・・!!!!」

投稿者 lirim : 2005年06月22日 18:52

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