« 第44話 | メイン | 第46話 »

2005年05月10日

第45話

────亀島北地区────

本来なら危険区域に指定された場所に、その4人はいた

ぎゃろ「準備は完璧だよな?」
龍魔神「ああ。作戦も、装備も飽きるくらいチェックしたよな」
るり「ひろきさえどうにかすれば、皆が助かるのね・・・」
ギーガ「さあwwwwさいごのwwwwせいせんといくか!!www」

ぎゃろっぺが槍を突き出し、武器の感覚を確認する。
ギーガはいつもの柔弱な態度とはうってかわって鋭い瞳をしていた。
るりが支援スキルの最終調整を行う。
龍魔神は今まで世話になったPCをカートに丁寧に積んだ。

そして全員、キャンプを離れた────────


───────亀島中央地区────────


ぎゃろっぺ一行は中央地区のひろき邸へ向かって南下していた
準備が万端でもやはり各自不安はあった。焦りと緊張で歩幅がままならない
不規則な歩き方で疲労したるりの肩をぎゃろが支えた

ぎゃろ「大丈夫。きっと上手く行く」
ギーガ「wwwwwwwwwwww」

これから生きるか死ぬかの決戦に赴くというのに、実に楽しげにギーガがにやけた

龍魔神「お熱い二人のためにも、勝たなきゃな!」
るり「ちょ、何言ってんのよこのチーター!」
ギーガ「うはwwwwほんねでたwwwwww」


ひろきのいる危険区域まであと100mほどのところまで4人は来た
遥か先にかすかに小さく校舎を模した建物・・・ひろき邸が見える
ここから先はどんな罠が待っているのか伺い知れない
4人は顔を合わせて頷きあい、決意を固めてまた歩き出した


───戦いを前に研ぎ澄まされた神経が、かすかな足音を捉える

ぎゃろ「!!」

ぎゃろは腰に備えていたランスを引き抜き両手で正眼に構える
3人も迫る異様な気配に気がつきそれぞれの武器を抜いた

mide-DiCe「いやああぁぁっほおおうううwwwwww!!1」


カタパルトから飛び出してきたような勢いでペコ騎士が深い茂みを突き破り突撃してきた


mide-DiCe「おkwwwwついてるwwww一気に4匹かwwwしねwww」

ペコペコが跳躍する。
騎士は空中から滑り込むように、ツーハンドソードを彼らに向けて横一文字に薙いだ

ぎゃろ「おおお!」

武器を構え一歩前へでたぎゃろっぺが、mide-DiCeの2HSへ自らのランスを打ちつける!
攻撃はそらしたが勢いまでは殺げず、mide-DiCeは彼らの後ろへ着地し、手綱を握ってこっちへ向き直った

mide-DiCe「うはwwwwうぜえwwww」

さきほどと殆ど変わらぬ勢いでmide-DiCeは突進を試みる───凄まじいまでの気迫。
ぎゃろはるりを抱えて横転、龍魔神は身を伏せてやりすごす

ギーガ「てめえwwwwwさかげwwwきめえんだよ!!!1」

中腰の構えからソードメイスを思いっきり振り回すギーガ

mide-DiCe「!?」

自身の突進力を過信して突っ込んだmide-DiCeのちょうどわき腹に、
ギーガの渾身の一発が命中した

勢いが仇となり、破壊力は数倍になりmide-DiCeを襲う
ペコペコから振り落とされ、mide-DiCeは地面を転がりまわった

龍魔神「や、やったのか!?」

投稿者 lirim : 2005年05月10日 20:58

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)