2005年05月10日
第41話
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事情を説明されたものの、よしは未だにその全てを信じる事が出来ないでいた
しかし、まにょがウソをついているとも思えなかった
まにょは多少言い逃れをしたり、誤魔化したりやらしい部分はあるものの、
珍しく真摯な態度でよしに接してきたからだ
よし「クラスで殺し合いしてるなんて・・・まじかよ」
まにょ「今も私が手を引かなかったらあなた死んでたよ・・・?」
よしはかける言葉が見つからないでいた
今まで相当粘着してきた相手に命を救われたなんて、
小物ではあるがよしも男である。
とたんに恥ずかしくなってまにょと顔をあわせる事ができないでいた
まにょ「とりあえず私はいくよ・・・次あったら、その時は・・・」
よし「あ・・・おい、まにょ・・・その・・・・・・がとな」
まにょ「え?」
よし「くそ、何度も言わせるなくそツール使いめ、お前なんかどっかにいってしまえ」
まにょ「せっかく助けたのに。言われなくても行きますよ」
正面きって不機嫌な顔を見せるまにょ
気恥ずかしくてよしは顔をそらした
そらした先に─────よしは自分達に今まさに迫る死神を見つけた
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木々を挟んで二人のハンターが相対している
しかし、そこに殺しあうような気配は流れていなかった。
PhotonBullet「これはこれは、カタコンベの女王が未夕紀なら、あなたは亀島の女王というべきでしょうか」
ESTEE「・・・」
敵同士相対しても獲物を抜かないのは、互いが絶対の自信を持っているのだろう
相手が弓を取り出す前に、自分が相手の額を貫いている、と
その時、ESTEEとPhotonBulletは同時に弓に手をかけた
お互いに弓を向けている方向は同じだ
ESTEEもPhotonBulletも、
同時に狙いだしたのは─────木々の向こうに見える、二人の男女であった。
PhotonBullet「狙いは同じ相手のようですね」
ESTEE「・・・例えるなら、タバコの両端に火がついた、ですかね」
PhotonBullet「ゴルゴみたいな事、いいますね。ですが私は頑固ではないのでね。お譲りしますよ。」
ESTEEはPhotonBulletに対するけん制の意味もこめ、驚くような技で二人を仕留めようと考えた。
ESTEEの頭の中を巡る、今まで彼女が使ってきた池沼技、迷惑技の数々──
そして、ESTEEの頭の中に電球が輝いた
ピコーン!!
ESTEE「でたらめアローシャワー!!」
(ナレーション)
「キモキャラ達は、戦闘の最中に突然体が動き出し
新たなるキモ技を発動させる事がある。これを、キモ閃き、と呼ぶ!」
PhotonBullet「それ、あなたがいつも亀島でやってる事でしょうw」
PhotonBulletの突っ込みも無視し、ESTEEは数多の矢をその二人に向けて放った
投稿者 lirim : 2005年05月10日 20:54