2005年03月22日
第24話
どんなに絶望の状況下であろうと生きていれば必ず訪れるものがあった。
ひろき「おはよう皆。いやぁ~皆頑張っているねぇ・・・今日の危険区域を発表しまあす・・・」
朝だ。
亀島北地区の半壊した小屋の近く、深い茂みの中に3人は息を潜めていた
ぎゃろ「ここんとこ禁止区域が増えているな・・・」
龍魔神「やばいな・・・なんとかしてひろき邸に乗り込めればな」
彼らは会話の全てをPTチャットで行っていた
経緯はこうである───
───亀島北地区───
ギーガ「うはwwwwすごいwwwねwwwこやwwこわれてるwww」
龍魔神「爆発音の正体はこれかな・・・誰かが爆薬を仕掛けたんだろうな」
ぎゃろ「何か使えるもんがあるかもしれない。調べよう。」
龍魔神「ん・・・なんだこの焦げた紙。メモ帳?なんだこれ、会話の盗・・・・・・!?」
ぎゃろ「おい、龍魔神?黙り込んで、どうしたんだよ」
[オープンチャットの盗聴だ。PT作れ]
龍魔神は小屋近くのメモ帳に書いてあった言葉を指差した。
誰が、何の目的で会話を盗聴しているかは分からないが
何故かこのメモ帳の言葉に説得力を感じられたから龍魔神はそれに従う事にした
/organize ぎーがどうめいww
ぎーがどうめいww からパーティー加入要請がきました 入りますか?
ぎゃろ「お前もう少しマトモなPT名考えられないのかよ・・・」
ギーガ「www」
──────そんなわけで。今この3人は仲間内の会話は全てPTチャットで行っていた
ぎゃろ「オッケー。禁止区域をメモしたぜ・・・」
ギーガ「ずいぶんふえたねwww」
龍魔神「ふむ・・・図にすると、こうか?」
禁止区域
A B C D E F
1 ××○○○×
2 ×○×○○×
3 ×○○○○○
4 ○○○○○○
5 ○○○○○×
6 ○○○×○×
7 ○×○○○○
8 ○○○×○○
9 ×○○○○○
10××○○○×
11××○○××
12××××××
ぎゃろ「端っこの方は危険だな・・・追い詰められたりは避けたいな」
ギーガ「くそwwたたかわせるようにwwはじつこはきんしなのかww」
龍魔神「・・・頼みの綱はコイツ、くらいだな」
龍魔神は半壊した小屋の地下、大事にしまわれていたノートPCを発見した
爆発の影響か、若干破損はあるものの十分に使えるレベルだ
龍魔神は持ち前の技術でPCを修理し、なんとか小屋の回線を繋げた。
使っていくうちに、このPCが重要な秘密を握っている事に一同は気がついた
投稿者 lirim : 2005年03月22日 18:16